Book`s Page 2

松下幸之助
一日一話


活字が不得意な人に私が勧めるのは「マンガ、短編、エッセイ」と読んで興味が続いたら長編活字というスタイルです。つまらない活字は無理して読むことは無いというのが持論!この本も短い文章がたくさんあるだけの本なので読みやすいです。何より、松下幸之助はワンフレーズで物事を表現するのが上手な人なので短い文章の方がその真意が伝わる場合が多いです。ビジネス哲学において松下幸之助の言葉は、日本人の気風にも合っているし、単純明快だし、参考にしやすいですね。ダム経営、週休二日制、事業部制など、今では当たり前となったビジネススタイルは、ほとんど松下幸之助が初めて実践したと言っても過言では無いでしょう。基本、人の良さが前面に出る人物なので、読んでいても気分を害することも無いです。印象的なのは・・・
『口では「ああせい、こうせい」と命令しても、心の奥底では、「頼みます」「お願いします」さらには「祈ります」といった気持ちを持つことが大事だと思う』
という言葉ですね。他にも肝に沁みる言葉がたくさんあります。