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まんが道


藤子不二雄の自伝的なマンガです。少年時代から「F」と「A」に分かれる前くらいまでの話が描かれています。同じ時代を生きた石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、つのだじろう、鈴木伸一などレジェンドも多数出てくるので互いの接点もよく見えて興味深いです。初期の藤子不二雄・作品もこのマンガの中でたくさん登場するのですが、それを見ているとやはり手塚チルドレンの第一番目はこの二人なんだなあと理解できます。その後、オバQ、ドラえもん、ハットリくんなど、藤子ワールドなオリジナリティが発揮されるわけですが、その土壌は手塚治虫あっての物だと分かると感慨深いものがありますね。