Company`s Page 2

VOL.1 誰が経営するか!?経営陣 VS ミュージシャン


音楽ビジネスで常に起こる事象は、経営陣とミュージシャンの対立です。どんな形態の音楽ビジネスであれ、これは避けては通れない衝突です。要約してしまえば、音楽が分からない経営陣と経営の分からないミュージシャンという対立軸なわけですが、これに関して否定ばかりで明確な解決案を提示、あるいは解決に向けた実行をしないという部分においては双方に問題があります。

ではお互いが理解していくという折衷案で解決するかと言えばそれでも解決できないでしょう。なぜならば経営陣は音楽の基礎が分かっていない、ミュージシャンは経営の基礎が分かっていないという基礎的な根本問題を抱えているからです。双方、その下地を無くして歩み寄ることは不可能であると考察します。

そこで出てくる音楽ビジネスにおける解決案は二つしかありません。「経営陣がミュージシャンになるか」「ミュージシャンが経営陣になるか」だけです。私の場合は、ミュージシャンとしてのスタートが最初なので私がミュージシャンという土台の上で経営者になることで音楽ビジネスが成立しています。これによりまず音楽ビジネスにおける音楽的な分からない部分が無くなります。経営においては、創業時の段階では経営に肯定的な関心があり、現在ではビジネスレベルでの経営ノウハウを持っているので文句の付けようがありません。

まずは、経営と音楽の両サイドを熟知、もしくは両サイドに肯定的な関心がある人間がトップに立つことが音楽ビジネスの初期段階における重要ポイントです。