二日目にして早くも軽鉄が立ち始めました。部屋の外寸がこれで見えてきます。思ったよりロビーが広く取れるかもしれないです。シャッターを2枚ハメ殺しにして壁を作るためブロックを積んでいます。ボードの数がハンパじゃないです。これだけの枚数を全部貼るのかと思うとゾッとします。
早くも外壁が貼られました。雨水対策が必要なのでブロックを一段組んだ上でのALC板の装着と言ったところでしょうか。中も固定壁が出来つつあります。やはりスタジオなのでグラスウールは必須ですね。
スタジオ内側です。この壁のさらに内側に壁を作ります。二重浮き構造という工法です。壁を離して二枚立てることで防音性能を上げます。既存の窓は防音対策上、全てボードで塞いでしまいます。
天井の施工前に電気関係の配線を施します。意外と早いタイミングで電気屋さんの登場。凄い数の配線を淡々と設置していってます。
外壁が張り終わり、入り口に取り掛かりました。盲点なのは、水ハケ問題です。雨水が中に入ってこないように入り口を作る必要があります。傾斜を付けたり、溝を作ったり、いろいろ細々とした配慮が必要です。
グラスウールの上にボードを貼り始めました。ボードは場所によっては2枚重ねて貼ります。最近のボードは高密度ボードなので性能が良くなりましたが、その昔は、もっとたくさんボードを貼ったりすることもあったようです。
各要所にCD管を配置します。スタジオは、後々に新規配線を必要とする場合が多いので事前に対処しておきます。結構、スタジオ作りの隠れた重要ポイントだったりします。
天井設置用のアンカーが取り付けられ始めました。これにボードを吊るす感じで施工していきます。これも防音施工テクニックの一つです。
スタジオと全然関係ないですが、外の植木を刈り込んでみました。意外と上手くできたかな!?四角するのは難しいです。
床作りに入りました。今回は既存の部屋の改築ではなく、スケルトンのテナントをスタジオにするので、まずは、このレベル合わせから施工します。大体150mmほど床が上がる予定。スタジオは防音施工の都合で天井高を取るのが大変なので上下の関係には気を遣います。吸排気ダクトを設置していきます。スタジオは普通の家屋より密閉状態になりやすいので吸排気は重要です。天井に軽鉄が組まれ始めました。アンカーを使って施工していきます。
スタジオ建築特有の二重浮き構造、ついにその内壁作りに入りました。外壁と離して内壁を立て空気層によって振動を遮断する工法です。内壁作りに入り、ようやくスタジオの内寸が見え始めてきました。どんどん狭くなる印象ですが、これはスタジオ建築の宿命ということで諦めるしかないですね。
3つのスタジオの内、2つのスタジオ内壁が出来ました。やはり、かなり狭くなった印象。スタジオというのは、敷地面積を余分に使うということを再認識、こりゃ大変。入り口ドアが搬入されました。今回は店舗用ガラスドアを採用します。外から中の様子が見えるようにして安心感を持ってもらえればと思っています。
入り口が出来上がりました。今回は、「店舗だあ~!」という感じにするので、アダチ音研本館のような隠れ家的というか、むしろ完全に隠れてる!という感じにはなりません。密かに悲願達成です。スタジオ内壁に2枚目のボードを貼っています。音を止めるというのは本当に大変な作業です。トイレの改修工事に入りました。以前スナックだった時トイレの面積を大きく取っていたので、今回もトイレの敷地面積は大きくなりそうです。
一番広いスタジオの内壁を貼り始めました。このスタジオは鍵盤やDTMも考慮に入れているため内寸をできるだけ大きく取るようにしています。待合室にも着手。軽鉄を建て始めました。ここは防音しないのでそれほど面積は狭くなりません。
強制排気用のファンが取り付けられました。通常の換気扇だとそこから音漏れをしてしまうので、ダクトの前にファンを取り付けます。太いダクトは吸音ダクトと言って内側にグラスウールが貼ってあります。これもスタジオ施工特有の材料です。
防音ドアを設置するための枠と金具を職人さんが取り付けています。防音ドアは、重量のある物なので枠も金具も強度の高い物を使用します。積み上げられていたボードが徐々に減ってきました。スタジオのボード貼りはほとんど終了、あとは待合室に貼るだけです。内装に取り掛かるにあたり壁クロスや床材を選ばないといけません。これが結構、難しいです。センスが問われますからね(笑)
2017年5月1日
受付・待合室の床作りに入りました。ここから150mm上げて床にしていきます。倉庫の全貌が見えてきました。裏口の周りも徐々に整頓されてきました。いよいよ、内装に入れそうです。
ついに内装に着手です。まずは天井に岩綿吸音板を貼っていきます。全てのスタジオに同素材を貼るので天井の色はこれで統一されます。床板を貼り始めました。ここは防音施工しないので底上げ程度での施工になります。トイレのボード貼りが終了しました。かなり大きいトイレになる予感です。
G.Wが明けて作業再開です。点検口が付きました。ここ以外にも数カ所空けてあります。点検口が多いと完成後のメンテナンスが楽になります。見た目より実を取る方を重視しているので職人さんの都合の良い場所に空けてもらってます。外壁の目地を埋めています。雨対策の重要部分、ここはしっかりと埋めます。床板が貼り終わりました。やはりかなり天井が低くなってしまいました。テナントがすでに低い仕様だったので仕方がないですが圧迫感が出ない工夫が必要になりそうです。
防音ドアが搬入されました。とにかくドアが重いので取り付けが大変!スタジオ施工の中でも1,2を争う大変さではないでしょうか?配電盤を壁に埋め込む作業です。狭いスペースなるべく無駄なく使うための知恵ですね。
防音ドアにレバーが付きました。このレバーを作っている会社が日本には少なく非常に高額な品となっています。知られざるスタジオ施工の裏側ですね。
ロスナイ設置のための吸排気口を空けました。全部屋に空けます。密閉度が高いスタジオは、換気が重要になってきますが、穴を開ければ、そこから音が漏れる・・・スタジオ施工の難しい工程の一つです。
吸排気口をアップで撮ってみました。壁の厚さが分かるでしょうか?この壁の向こうにもう一枚壁が立っています。スタジオの有効面積が狭くなる要因はここにあります。
外の芝生です。つい先日、刈ったばかりなのに、もうこんなに生えてきてしまいました。オープンしたら、植木関係の手入れに手間がかかりそうです。
徐々に完成に近づきつつあります。外の壁は塗装が終わり作業完了です。ライトグリーンにしてみました。
玄関にコンクリートをうちました。今回は、コンクリートをあまり使っていないので、コンクリート乾き待ちという工程が無かったです。
吸音板用の骨組み作りです。このあたりは、ザ・職人の技ですね。コンセントの場所を上手いこと逃がすように骨組みをしたり緻密に測って作っていました。
クロスを貼り始めました。違う趣のスタジオにするため各部屋のクロス仕様を変えています。弊社インストラクターによる選択です。インストラクターのインテリア・センスが問われますね(笑)一番下の写真はトイレです。
内装がほぼ完成しました。あとは、コンセント、トイレ、洗面台等の細かい物を設置するだけです。完成に近づき、今日からSECOMの施工が入ります。防犯にお金が意外とかかるのがテナントの辛いところです。
本日、工事終了、引き渡しとなりました。約6週間の施工でした。当初の予定より約2週間ほど早く完成しました。良い出来だと思います。完成各所の画像を掲載します。
看板製作・設置「さんこうどう」
http://www.sankodo.net/
オープン一か月後の看板設置という、のんびり経営!すみません!やっと設置完了しました。「シンプルデザインで分かりやすい」を心掛けた看板です。本館には看板を設置する場所が無かったので、この2号館・看板がアダチ音研が法人として初めて出す看板です。創業14年目での快挙です(笑)