Movie`s Page 2

A.I.


「THE BEST OF とても最後まで見てられない映画」のA.I.です。これはもちろん、褒め言葉なんですが、とにかく切なすぎて、悲しくて、永遠の愛で、とにかく、心に刺さり過ぎるというか、胸が張り裂けそうになるというか、そういう意味で見てられないという意味です。スピルバーグの監督作品なので当然SFなのですが、スピルバーグのSFでここまで心情に訴える作品も他には無いのではないでしょうか。あらすじとしては、ある夫婦の子供(マーティン)が不治の病で永久冷凍保存されていて、目覚める保障も無いため、夫婦が彼とそっくりのロボット(デイビッド)を作り、自分たちの子供とするわけですが、人間の方の子供(マーティン)が奇跡的に病を克服して戻ってくることになり、そこから悲劇がスタートするわけです。ロボットであるデイビッドは森に捨てられ、ロボットのサーカスに入れられたりして、最後は海に落ちて機能が停止してしまいます。それから2000年の時が経ち、より進化したロボットの技術によってデイビッドは再起動するのですが、そこはすでに人間が絶滅した世界だったという・・・さらに追い打ちは、進化したロボット社会で歓迎されたデイビッドにそのロボットたちが「願いを一つ叶えてあげよう」と言ってくれます。その時にデイビッドがお願いしたのが「人間になってママに会いたい!」っていう・・・進化したロボットはその願いを叶えるべく技術を駆使し、デイビッドに1日だけママに会わせて人間のように深い眠りにつかせたって・・・もう書いてるだけでも涙が出てきます。最初に見て以来一度も観てません。正確に言うと「観たいけど観てられない」という作品です。