グレン・ミラー物語
音楽系映画では伝説となっている「グレン・ミラー物語」。ムーンライトセレナーデ、茶色の小瓶、イン・ザ・ムードなど数々の名曲を生み出したグレンミラーの生涯を描いた作品です。トロンボーン・プレイヤーとしてよりも作・編曲家としての立ち位置を大事にして、アンサンブルにおけるハーモニーを最重要視したミュージシャン。若い頃に受けたプレイヤーを集めるオーディションにも一人、編曲楽譜を持ち込んでアピールするという個性派だったようです。もちろん、その編曲の素晴らしさを認められ、オーディションに合格するというその類まれな才能も凄いです。私のビッグバンド・アレンジの基本は、この映画でのサウンドをお手本にしています。私がゴダイゴ・ミッキー吉野氏に拾ってもらった頃、ミッキー氏とグレンミラーの話で盛り上がったのを今でも覚えています。