Movie`s Page 2

のび太の宇宙小戦争
ドラえもん


劇場版ドラえもんの傑作中の傑作と言っても過言ではない「のび太の宇宙小戦争~リトルスターウォーズ~」です。地球から遠く離れたピリカ星が独裁者ギルモアの手に落ち、地球へ逃げてきた小さな宇宙人、ピリカ星の大統領パピ。そのパピと共に戦うべくスネ夫が作ったプラモデルを改造、ピリカ星へ向かう、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、ドラえもん。ギルモアの軍団にスモールライトを盗られてしまい、小さい身体のままで戦わなければいけない戦況でたくさんの苦難を乗り越えていくストーリーです。他の劇場版ドラえもんに比べ、挿入曲などが大人びたサウンドで映像と共に心に突き刺さるような場面がたくさんあります。特に子供の頃から今でも強烈な印象を残しているのが反政府団体・自由同盟のアジトで仲間の一人が歌うシーンですね。曲は武田鉄矢の「少年期」。少年が大人になっていく葛藤や悩みを歌ったものです。歌詞は抽象的というか情景的というか感性に訴えるもので、メロディーも、もの悲しさと前向きの両側面を持った雰囲気です。当時、小学生くらいだったと思いますがビデオでそのシーンを繰り返し見ていたのを思い出します。