ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団
日本とタイの共同制作で作られた劇場版ウルトラマンです。舞台はタイ、主人公もタイ人の少年とインド神話の白猿ハヌマーンが主人公でそれをウルトラ兄弟が助けるといったストーリーです。仏像泥棒から仏像を奪い返そうとする少年コチャンがその泥棒に殺され、それを見かねたウルトラの母がハヌマーンとして少年を生き返らせるわけですが、どのシーンもオリエンタルな雰囲気いっぱいで子供の頃に見た時は、とても不思議な感覚でした。多分、ビデオに録画して何度も見たのかな？ストーリーの細部までよく覚えています。ほとんどウルトラマンは出てこず、ハヌマーンが活躍するシーンが多いです。タイ向けに作られたことが想像できます。今のウルトラマンはすごくスマートでカッコイイですが、当時のこの斬新さというかチャレンジ精神というか、とてもアグレッシブな円谷プロの姿勢を感じる映画です。